オリガルヒ

1990年代のロシアについて。主にオリガルヒ。時々チェチェン。まれにイラク、パレスチナ、その他紛争地。 自分はこれからどんな惨めな人生を生きていくことになるのだろう。考えている。

Friday, April 01, 2005

2005年フォーブス2000のロシア企業

結局、前回の投稿の後は遊んでしまって、卒論はいまだに出してない。もう4月で、卒業式も終わって、学位記ももらっちゃってるというのに…。
今、気がついたことだけど、こういうことを心の中でなんとなく思っているうちは平気なのに、こうやってタイプして文字にしてみると、もやもやしていた思いが急に鮮やかな物として現出されてしまい、妙に悲しくなってしまったりするものなんだね。非常に苦しい。でも、明日までには出すことにして、今日のところは寂しさを紛らわそうっと。
もはや私の卒論がどうたらというのは、成績とかには関係なくて、単純に自分の満足心を満たすためだけに、ウェブ上にアップしてみたいのよ。だって、「卒論出しました! これこれこういうものなんです!」って、後になって振り返りたいから。4月25日までは学校のウェブスペースが使えるので、それまでにとりあえず一度だけアップしてみよう。

注文中のクリスチャ・フリーランドの"Sale of the Century"に関しては、先月の20日に申し込んだっきり音沙汰なし。もうそろそろ発送されてもいい頃だと思うんだけど、どうなるのかしら。アマゾンでの取り扱いは未だに始まらないので、紀伊国屋のブックウェブを使うことにして大正解か…。

ところで今日の投稿は、昨日発表されたフォーブス2000のことを書きたくなったから。
フォーブス2000とは、ポール・クレブニコフが在籍していたアメリカの雑誌フォーブスが出しているランキングで、売上高、利益、総資産、株価などから、世界の優良企業を2000まで番付けするというもの。ちなみに、クレブニコフの"Godfather of the Kremlin"はまだぜんぜん読んでない。これも早く読み終わらせたい…。

ロシアからは2000位までに13の企業がランクイン。
順にあげてしまうと、トップは67位のガスプロム。続いて161位にルクオイル。252位、UES。360位、スルグトネフチェガス。409位、ズベルバンク。452位に、シブネフチ。504位、ノリリスキー・ニッケル。759位、モバイル・テレシステムズ。938位、タトネフチ。1091位、セベルスタール。1468位、ビンペルコム。1836位、オートバス。1985位、メチェル・スティール・グループ。
オートバスと言えばベレゾフスキーだけど、今でもロシアのトップ企業なのね。

この企業のリストを見ると、なんか抜け落ちてる会社が多そうな感じがするのだけど、どうなのかしら。
石油会社の、TNK-BPなんかは入ってきても良いと思うのよね。モスクワに本社があるロシア企業のはずなんだけど、BPの子会社なのかしら? 確か、子会社ではないはずなんだけど。

ついでに見てみると、利益に関してだけ見てみると、トップのガスプロムが58億4000万ドルで、世界37位。続いてルクオイルが38億7000万ドルで、世界で70位。3番手はアブラモビッチのシブネフチで23億8000万ドルの、世界131位だった。
シブネフチの131位には、同額でタイとなっている企業が1つあるのだけど、それはアメリカのメディア企業ウォルト・ディズニー。ディズニー=シブネフチかい。なんだか面白い。
ちなみに、利益の額がシブネフチに近い有名企業は、24億5000万ドルのBMW、22億8000万ドルのマクドナルドなどがある。日本企業だと、収益力のキャノンが25億7000万ドルとなっている。
あのキャノンと変わらないなんて、シブネフチってすごいねー。といったら、シブネフチのおかしさがより確かなものとして実感できるんじゃないかしら。もちろん、最近の原油高が追い風になったっていうのは事実としても、この金額はなかなかのものだと思う。売上高70億3000万ドルで、24億円の利益! なんとも極悪だわ。
ちなみに、利益のトップ7は、エクソン、ロイヤル・ダッチ・シェル、シティ・グループ、GE、BP、バンク・オブ・アメリカ、シェブロン・テキサコとなっており、トップ7社のうち4社が石油関連というご時世。そういえば株価総額で、エクソンが世界一になったというニュースも何週間か前に流れたばかり。
シブネフチを追いかけていくのはなかなかに興味深いもの。ルクオイルのほうも無視できない。

なんだか、まとまりのない投稿になってしまったけど、とりあえずは無視しておくわけにはいかないデータなので投稿してみたい。ロシアの企業に関しては、もう少しいろいろなデータを見つけられるはずなので、今後、時間をとっていろいろ書いてみたい。

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