オリガルヒ

1990年代のロシアについて。主にオリガルヒ。時々チェチェン。まれにイラク、パレスチナ、その他紛争地。 自分はこれからどんな惨めな人生を生きていくことになるのだろう。考えている。

Saturday, January 29, 2005

今回の買い物は、ほんとにもう…

大失敗だわ。

アマゾンに注文しといた本が「まもなく発送される商品」という表示に変わった。これは昨日の夜の話。どうやらそろそろ到着するらしい。

ところが!

今日になって、私が2128円で注文した"Darkness at Dawn"の値段が1644円まで下がったの!!
もし本の値段が下がったら一度注文をキャンセルして、安い値段で注文しなおそうと思ってて、この一週間の間は、毎日チェックしていたのに、その間は全く動きがなかった。なのに、本が発送作業に入って、こちらからキャンセルできなくなったところで、値段を500円も下げるなんてズルいよ。まったくむかついてきちゃう。

もちろん値段に変動があるのは分かってるし、仕方ないとも思うんだけど、今回のやり方はあんまりにもひどいと思う。キャンセルできなくなった途端だもんねー。

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"Godfather of the Kremlin"の方だけど、あれから全然読んでない。今週は学校がテストで、行きと帰りの電車では、テスト勉強していた。最終日の帰りは、暇だったから本を読めたはずだし、実際家を出るときはそのつもりで本を持って行っていたのだけど、なんだか疲れてしまって、50分間電車の中でボケーっとしてしまった。何か手近な紙に落書きするとかというのではなく、文字通りボーっとしていた。たまにはそういうのがあってもいいかなと思いながら。
ところで、以前12月23日に、Aが6個は来るはずーと書いたのはどうやら撤回しなくちゃいけないっぽい。今でも5個は確実なんだけど、今週のテストを受けた印象からすると、残りの1科目でAが来る可能性はすっごく低い。

その授業はこのブログでも既になんどか話題に出していて、12月の頭に"アメリカナイゼーション"の書評を書いて提出したのがこの授業。英語帝国主義など面白いテーマを扱っているのだけど、講義の途中から教師の保守性がどんどん前面に出るようになって、やる気をなくしてしまった。それが勉強しなかった理由…、と、ここで言い訳しても仕方ないんだけど、一応このブログはオリガルヒだけでなく、チェチェンやパレスチナやその他の紛争地(含イラク)、調査報道というジャーナリズムのあり方も扱うことになっているわけなので、その観点から興味深い思想として書いてみたいのは以下の通り。
「アメリカとイギリスには、それぞれAP、ロイターという国際通信社がある。国際通信社は、世界のニュースの方向性を決める上で多大な役割を果たしている。国際通信社の言説が国際世論を決定付けると言っても過言ではない。ところで、これらの通信社はそれが在する国の政府の意向に沿った報道をすることが多い。ということは、イラク戦争に賛成した、アメリカ政府とイギリス政府の決定を反映し、APとロイターでは、イラク戦争を是とする報道が流れる。これらの事態を前にしたとき、日本という小国が、イラク戦争に反対したところで、国際世論という舞台の中では具合がよくない。つまるところ、日本政府がイラク戦争に賛成したのは、国際世論の研究からすると、非常に芳しい決定であったとすることができる」とのこと。

これだけじゃなくて、他にも「反米の人は、大抵、反中国、反ロシア…」などという発言も複数回あって、とにかく「よりより未来のために、既存の社会の枠組みを超えて新しい世界観を形成してみよう!」みたいな意気込みは微塵もなく、ただただ既存の世界を既成事実として受け止め、その中でいかに優位に振舞っていくかを検討してた…。
これは、単にこの授業を非難したくて書いているのではなくて、こういう態度は世の中では広く一般的で、そしてこういう態度こそが、調査報道など社会を変えようという動きに厳しい視線を投げかけているんだろうなーと私が思っているから。
保守的になるのはよくないよね。保身のために、おかしなことを認めていきたくない。だけど、おかしなものに反応していったら、きっと出世はできず、つらい生活を送ることになるんだ。どうしたらいいんだろう。
このブログで何度か書いている写真サイトのマニュアルも、この保身とか保守的が大きく影響している。理想は非常に高いのだけど、私の技術じゃそれを卒業までに完成させることができないの。だから、難易度を下げて、お茶を濁したものになっている。そんなもんでいいのかなーと心から疑問に思っている。

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