オリガルヒ

1990年代のロシアについて。主にオリガルヒ。時々チェチェン。まれにイラク、パレスチナ、その他紛争地。 自分はこれからどんな惨めな人生を生きていくことになるのだろう。考えている。

Friday, December 17, 2004

競売-タイムリミットまであと2日

ユガンスクネフチガスのオークションが明後日に迫っている。
ここ数日の動きとしては、ユコスがアメリカのヒューストンの裁判所に破産申請をして、それが認められて、「ユガンスクネフチガスの競売を数日間延期するように」という命令が出されたとか。
それを受けて、ロシアの連邦資産基金(たぶんこの名称は間違っている。Federal Property Fundを単に訳しただけなんだけど、とにかくオークションの主催者側)は、「そんな命令関係ないね!」という感じで、予定通り日曜日にオークションをやるらしい。

なーんでここでヒューストンが出てくるわけよ、と。まぁ、誰か協力者がいたんだろうね。変なエピソードだけど、あんまり興味を引き立てられない。

どうやらオークションはなされるらしいし、この動きは止めようもない。ユコスさん、もう諦めましょ…、な~んてね。

でも、本当にユガンスクネフチガスが売られることは諦めなくちゃいけないような気がする。これは、プーチンが本腰を入れてホドルコフスキーを潰す方向に動き始めてから十分予測できていたことだ。
私たちは…、(って、私たちって誰?という気もするが、それはさておき)、私たちは、タイタニック号に乗っているの。氷山が前に見えてるんだけど、あの古びた設計の、コントロールの悪い舵じゃ、今さらどんなに頑張っても回避なんか出来ないよ。

でしょ? 私自身はこの競売じゃなくて、少し別のことを考え始めてる。一体なぜホドルコフスキーが選ばれたのかという最初の疑問と、アレクペロフとプーチンの関係について。
とりあえずはアブラモビッチの本を読み終わらせなきゃいけないんだけど。

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