オリガルヒ

1990年代のロシアについて。主にオリガルヒ。時々チェチェン。まれにイラク、パレスチナ、その他紛争地。 自分はこれからどんな惨めな人生を生きていくことになるのだろう。考えている。

Sunday, December 19, 2004

競売-同じ穴の狢

これは、プーチン本人だって認めなくちゃいけない。『自分はオリガルヒと何ら変わらない』と。

オークションは20分くらい前から始められたはずなんだけど、まだニュースがあがってこない。直前までの報道によると、どうやらガスプロムが落札見込みって話になっていた。
AFPのレポートによると、86億5000万ドルの最低入札額に対して、約90億ドルでガスプロムが落札すると見られている…、とのこと。

はっはー!

「こりゃ面白い!!」としか言いようがないね。怒りと苛立ちを込めて。悲しみと虚しさも入ってくるけど。そう、あと、絶望も。

これじゃ、オリガルヒと同じだね。まぁ、全部予測できていたといえばそうだし、今、土壇場になって怒りが込み上げてくる自分はお子ちゃまなのかもしれない。最後の最後になるまで怒れなかったのは、やっぱり全てが明らかになるまで動けないと思ったから。決定力がないんだね。もう止めなきゃ、こうやって迷うのは。

それはいいとして、私にとっては問題なのはその金額。86億5000万ドルの最低入札に対して、90億ドルはないんじゃないの? 4つの入札があったそうだけど、うち3つはガスプロム関係だとか。
これって、ほんと、ローンズ・フォー・シェアズと全く同じ。再現してるみたい。それが狙いなら、おめでとう、プーチン! 大成功だよ。

ある意味では象徴的ではある。連邦から安いお金でかっぱらったものを、連邦が安いお金でかっぱらい返したのだから。そういう意味では、正当ではあるね。
ただし、これって「目には目を」って奴なんだよ。それが我慢ならないの。

法治国家を目指すなら、もっと別なやり方があったでしょうに。それを選択しないで、こういうことをしたプーチン政権というのを、我々、世界中の人は忘れちゃいけない。ことあるごとに、今回のことを話題にしなくちゃ。

一応ここまで投稿しちゃおっと。続報が出たら、また別途、投稿する予定。

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