オリガルヒ

1990年代のロシアについて。主にオリガルヒ。時々チェチェン。まれにイラク、パレスチナ、その他紛争地。 自分はこれからどんな惨めな人生を生きていくことになるのだろう。考えている。

Tuesday, January 04, 2005

本を買う前に見比べる必要ありだわ

今回の投稿はオリガルヒに関連する事柄ではないけど、文献入手の留意点として書いてみたい。
アマゾンに何が起こったのかよく分からないけど、本の値段が一部でものすごくあがっている。

過去半年の間に私がアマゾンで買ったのは5冊。注文日と、値段を順に書いてみる。
☆8月31日注文
1. "Violent Entrepeneurs" 2394円
2. "The Oligarchs" 1757円
☆10月19日注文
3. "Putin's Russia" 1581円
☆11月24日注文
4. "Abramovich" 3267円
5. "Godfather of the Kremlin" 1517円

これらの本の値段を今見てみたところ、カッコで囲んだのは私が買ったときとの差額、右側は参考に紀伊国屋のブックウェブの今の値段。紀伊国屋は手数料がある場合、手数料を足した。
1. 2252円 (- 142円) 2531円×
2. 3489円 (+1753円) 2003円◎
3. 2093円 (+ 512円) 1691円○
4. 4421円 (+1154円) 3968円○
5. 1469円 (- 48円) 1602円×

注意点としては、私は紀伊国屋のブックウェブは使ったことがない。通販は、値段だけじゃなくてサービスも重要で、情報提供とか梱包とかスピードとかも大きな要素だから、紀伊国屋のブックウェブは私にとってはまだ未知数。
今まで紀伊国屋を使ってこなかった理由は単に値段が高いからだったんだけど、今アマゾンがこんなんなっている以上、紀伊国屋も選択肢に入ってくるね。紀伊国屋の値段は、基本的には高めで、実際、紀伊国屋の値段は5冊とも私が払った金額より高い。でも、現在のアマゾンより安い本もある。特に"The Oligarchs"とか。

とにかく、"The Oligarchs"の3489円という値段は、許しがたい。イギリス本の"Putin's Russia"とか、"Abramovich"の値段が上がるというのは、ここ数週間の円とポンドの動きを考えると、仕方ないかなとも思うのだけど、"The Oligarchs"はアメリカの本だからね。このところずっと円高なんだよ。
良く分からないのは、アメリカ本の"The Oligarchs"に、アマゾンで「U.K.定価: £14.99」という表示がされていること。なんだこりゃ? なんの定価なんだろう? Amazon.co.ukの売価が定価?
この本は、Amazon.comで、定価18ドル(1848円)から値引きされた12.24ドル(1257円)になっている。Amazon.co.ukでは、14.99ポンド(2931円)で売っている。そして日本のアマゾンでは、UK定価と称して14.99ポンドを表示させ、それを横線で消して3489円を出している、と…。
Amazon.comで注文したとしても、値段の12.24ドルに、8日から10日で届くExpeditedという発送方法を選び、配送料の8.99ドルと6.99ドルを足しても、28.22ドルで、2898円だからまだ安い。

アマゾンはすごく有名だしいいところだと思うけど、アマゾンでのみ洋書を手に入れられるわけじゃないし、購入の前に他の選択肢がないか、見比べてみる必要が出てきたみたいだ。

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余談だけど、今見てみたら、"Abramovich: The billionaire from nowhere"が、Amazon.co.ukの売上ランクの282位になってた。282位?? すっごい高い。
私が買う本で、こんなに高い順位の本なんて見たことないよー。
ちなみに、「"Abramovich"とセットで買え」とAmazon.co.ukが薦めてるのが、ホセ・モウリーニョについて書かれた"Jose Mourinho: Made in Portugal"で、こちらは71位だった。チェルシー関連の本って、売れるみたいね。今や人気チームの一つだし。一昨年はアブラモビッチ、去年はモウリーニョ…。来年は誰かまた新たな脚光を浴びる人が出てくるのかしら。

チェルシーっていうのは非常に興味深い。私はスポーツ・チームとしては関心がどんどん薄れてしまい、応援したり、選手の動向を追って一喜一憂したりということはないのだけど、チェルシーは私にとってなにかしら興味を惹く対象であり続けるんだろうと思う。

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