オリガルヒ

1990年代のロシアについて。主にオリガルヒ。時々チェチェン。まれにイラク、パレスチナ、その他紛争地。 自分はこれからどんな惨めな人生を生きていくことになるのだろう。考えている。

Sunday, January 16, 2005

マウスとヨットの話

また脱線投稿を…。

半ば無駄話だけど、ブログのテーマと無関係ではないし、書いておきたいので、ささっと買いちゃおっと。

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金曜日にマウスを買ったわけだけど、昨日一日と今日6時間ほど使ってみて、まぁまぁ使いやすいマウスであることを確信した。たぶん、前のやつよりもいい。ただし、これが最上のものかというと全然そんなことはなく、100点満点なら80点ぐらいかな。でも、前のやつが75点だったから、それよりは上になる…、と。

問題点を具体的に書いてみると、まずはその大きさ。Pilot Mouse Optical Pro5は縦が約14.4cm、幅が約7.9cm、高さが約4.3cmと大きなマウスなの。
けれど、私の手に大きいマウスは合わないわけの(ただしこれは、昔マイクロソフトのデカいマウスを使っていたときに実感していたから、今回の購入は、合わないのを承知の上だったことを認めなくちゃいけない...)。
ほら、マウスに手をかぶせた状態で、手の平の手首側の部分を机にこすりつけるとマウスタコができるでしょ。あれが嫌だから、マウスを持つときは手全体をマウスの上に乗せて、手はどこも机に触れないような持ち方で作業することにしてた。
この持ち方と私の手の大きさだと、バッファローのBOMCシリーズのMサイズが最適で、中でもBOMC-MCBというクリア・ブルーの色のものを愛用していた。これは、もう私の手とマウスが運命的な出会いを果たしたとしかいいようがないほど手にぴったり納まるマウスで、もしこのマウスが3ボタンじゃなくて5ボタンだったら、他には何にも要らなかったと思う。本当に大きさはばっちりで、親指で左クリックを押すときも、親指でホイールを回すときもこれ異常ないってぐらいぴったり扱うことが出来た。

だけど、このマウスは3ボタンしかないの。大きさはぴったりだけど機能が足りない。実は土曜日、一日ケンジントンのPilot Mouse Opticalを使った後、やっぱり大きなマウスの使い心地がよくなくて、バッファローの方を右手に戻して、ケンジントンを左手用にしてみた。
でもそうやって使ってみて気が付いたのは、やっぱり5ボタンのほうがずっと良いということ。大きさが合わなくても、それ以上の長所がある。ケンジントンのマウスは、マウスのボタンを割り振ることができて、1と2のボタンを一緒に押した場合には「戻る」、4と5のボタンを一緒に押した場合には「ウィンドウを閉じる」といったコマンドを割り振ることができる。だから、例えば、インターネットを使っているときに不要なウィンドウは4と5のボタンを同時に押すだけで閉じることが出来たし、シフトを押しながら1と2のボタンを押せば作業中のウィンドウを最大化できたり、という機能を味わった後、もはや3ボタンには戻りたくないのだ。

5ボタンは本当に便利。マウスの大きさが大きいので、今までのようにマウスに手の全体重を乗せるような持ち方はできないから、明日ビックカメラに寄り、マウス用の手首乗せと大き目のマウスパッドを買ってこようと思う。更なる散財だけど、このマウスをあと何年も使うなら、そういう小道具が是非とも必要だから。

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以上がマウスの話、ここからはもう一つの無駄話。これはアブラモビッチに関係していることだよ。
無駄話第二弾は、ヨットについて。アブラモビッチはヨット好きとして知られている。彼は、白いペロラスと船腹が黒で上の部分は白いグラン・ブルーという二隻の超巨大超豪華ヨットを所有しているで有名。ペロラスに関しては、"Abramovich"にも写真が掲載されていた。
船に関して詳しくは、ゲッティ・イメージで検索をかけたらいいかも。報道的な見地から、アブラモビッチが船から下りてくるところの写真などが掲載されている。比べてみれば分かるけど、ペロラスのほうがずっと豪華。でも、グラン・ブルーにも古風な美があって甲乙つけがたいものもある。

もしこのブログを読んで下さっている方が、ヨットについてあまりご関心がなかったら、是非ともどこかでヨットの写真をご覧になって欲しいな。世界観が変わるよ! 私も、「何よ、ヨットって?」、「なんでわざわざ転覆の危険を冒してまで、海の上に出なくちゃいけないわけ?」と思っていたのだけど、この、特にペロラスの写真を見たときは、「あー、こんなヨットが自分のものだったら、海に出たくなる気持ちも分からんでもない」と思ったね。昔、横浜でボートに乗ったときは、船の中で、もう史上最高なお昼寝をすることが出来た。香港からマカオに高速ジェットで行ったときも、すやすやと気持ちよく寝れたし、船の、あの、のんびりとした振動は、ものすごく素晴らしい眠りをもたらしてくれるんだよねー。ただ寝るためだけにヨットに乗るのもいいかもしれないと思う…。

それはいいとして、とにかく、アブラモビッチが所有しているボートというのはものすごく豪華。アメリカのヨット雑誌のパワー&モーターヨットというのがこんな記事を出している。世界で最も大きいヨットベスト100を特集したもの。
アブラモビッチのペロラスは5位に、グラン・ブルーは6位に入っている。ついでに、エクスタシーが16位に。トップ10に2台、トップ20で3台の巨大ヨットの持ち主であるアブラモビッチ。なんとまぁ!
3つの中で一番小さい(といっても世界で16位で全長86m)エクスタシーのことは、"Abramovich"の233ページで触れられていた。ただしそこでは、「新しい船が建造中、プロジェクト790と呼ばれている」としか書いてなくて、この船がエクスタシー(Ecstasea)という名前で、既に完成したってことには触れられてなかった。

かつて船についてちょこっと調べたんだけど、そのときEcstaseaという名前は何度か見かけて、「なんとも破廉恥な名前だこと」と思っていたのだけど、それがまさかアブラモビッチが所有するものとは思わなかったよ。これは、彼が名付けたんだろうね。グラン・ブルーとペロラスは、それぞれアメリカとサウジアラビアの前所有者から買ったものだけど、エクスタシーは彼が注文して作った船だから。なんでも、船の大きさの割に巨大なエンジンを積んでいるそうで、このクラスのものとしては画期的なスピードがでるとか。これは"Abramovich"に書いてあった情報。

とにかく、そんな情報はどうであれ、一度写真を見れた、百聞は一見にしかずで、写真を見たら、これらのヨットが、単に「ヨット」という定義の曖昧な単語からは想像もできないほど、すんごいことになっているのが分かると思う。
この世にはヨットを見るのが好きな人々がいるようで、彼らのことはヨットスポッターというらしいんだけど、とにかくインターネット上にヨットの写真をバンバン載せてくれてる。これは、私には結構親しみのある行為で、私自身もビル・スポッターのようにビルの写真をとることもあるし、あるいは、飛行機スポッターがたくさんの写真を撮影しては公開してくれているのに大変助かったりしている。こういう動きは最高に楽しい。飛行機ならairliners.netがとにかく最高で膨大な資料が載っかっている。
船ならどこかがいいのか分からないくて、ちょっと捜しにくかったのだけど、どうやらWebshotsに、何人かの強力なヨット・スポッターがいるらしく、ものすごい量の画像を見ることが出来た。
ペロラスはPelorus、グラン・ブルーはGrand Bleu、エクスタシーはEcstaseaで検索すれば出てくる。グラン・ブルーはフランス語からとっているのでブルーの綴りが英語とは違うのと、エクスタシーはもじっていて最後がseaになっている点に注意。
ついでに、カリンシア7(Carinthia VII、世界で9番目に大きいヨット)もご覧になると、豪華ヨットのものすごさが感じられると思う。カリンシア7は写真を見ただけだけど、すっごいデカそうだし、デザインも最高にきれいだし、こんなのに乗ったら楽しいだろうなーと思う。
アブラモビッチのヨットももちろん半端じゃなく素晴らしくて、ペロラスは栄華の極みだし、エクスタシーもすっごい美しいし、グラン・ブルーは乗せてあるボートが非常に巨大(ヨットに乗せられたボートしては世界一だそう)。彼の富のすごさを理解できると思う。

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面白いのは、フットボール・ファンとしてアブラモビッチのことを知り、調べている私がいるのに対して、ヨット・ファンとしてアブラモビッチのことを知り、アブラモビッチのことを調べている人がいるだろうということ。ヨット・スポッターとしては、アブラモビッチは絶対の注目だろうね。エクスタシーは昨年完成したヨットの中で、世界最大だし、乗せてるエンジンが他に例を見ないほど巨大なものだから。様々な分野でアブラモビッチは人騒がせに話題を作っているんだなーと思った。

最後にもう一点。このウェブショッツのサイトで、たくさんの写真を検索して表示させダウンロードしたのだけど、そのとき、先に述べた5ボタンがものすごく役に立った。何せブラウザを閉じるのを、右手の親指のみでできるんだもの。あと私の場合、ウィンドウを最大化するのが好きなんだけど、それも作業中は1と2のボタンを押すだけでできるように変更して作業したら、以前よりもずっと楽に作業を進めることができた。5ボタンのマウスはとっても偉大だと思う。

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