オリガルヒ

1990年代のロシアについて。主にオリガルヒ。時々チェチェン。まれにイラク、パレスチナ、その他紛争地。 自分はこれからどんな惨めな人生を生きていくことになるのだろう。考えている。

Tuesday, June 21, 2005

クレブニコフ読み終わり

なんだかすっかりこのブログのことがどうでも良くなっている。その理由は、一言で言うと、飽きちゃったからなんだと思う。「別に書いても仕方ないでしょー」みたいな気分を感じてる。めんどくさいし。

とりあえず、ポール・クレブニコフの"God father of the Kremlin"は読み終わった。なかなかに面白い本だった。この本の書評はそのうち書くつもり。もちろん、読んだ部分に書かれていた情報のまとめも。ただし、まとめる部分は120ページに達しているという事実を想うと、まとめを書く気力がなくなってくるのも確か。

ま、そのうち。


今は、クリスチャ・フリーランドの"Sale of the Century"を読み始めたところ。
この本もすんごくむずかしい。クレブニコフの一冊だけを難しく感じたなら、まだいいのだけど、2冊連続で難しいと感じたとすれば、それは本が難しいのではなく、自分の読解力が低いってことじゃないかしら。
結局1月から6月までの半年でようやく300ページちょっとの本を1冊読んだだけ。英文を読む時間がおもいっきり減っているから、読む能力が落ちたんだと想う。これはゆゆしき問題だ。
もっと本腰を入れて、一日何時間か決めて、読んでいくということをしなくちゃいけないんだと思う。

そういう方向に、どうか頑張れますように。


余談としては、先月の27日にアブラモビッチとプーチンが会談を行った。アブラモビッチは現在、チュクチ区の知事で、その任期は今年の秋に切れることになっており、アブラモビッチ本人は再任したくない意向とのこと。それに対して、プーチンはやめさせたくないらしい。急速にイギリスでの滞在時間が増えつつあるアブラモビッチだけども、プーチンからすれば、彼はロシアにもっともっともっとお金を投入するべき義務があるらしい。もちろん、彼の資産はロシアの国有資産をかっぱらったものだから、その論理はそれほど倒錯しているわけではないと私も思うのだけど。
とにかく、「辞めんなよ」みたいな話をしたらしい。

あとは、今月の中旬に、サンクトペテルブルクで、経済フォーラムがあったのだけど、その席において、プーチンとアゼルバイジャン大統領のイルハム・アリエフと、ルクオイルのアレクペロフが楽しく笑ってお話している写真がGettyImagesにあった。
アレクペロフの話ももっともっと調べなきゃ。

もちろん、ロシア語も勉強しなくちゃ。アルファベットだけは読めるようになったんだけど、文法はゼロ。語彙もゼロに近い。発音も危なっかしいし。そもそも巻き舌ができなくて、そこでつっかかってるし…。ふむふむ。

とにかく、クリスチャ・フリーランドを読み終わったら、デイビッド・サッターを読んで、アミラ・ハスまで行けたら、一度、最近読んだ本を読み直してみる予定。デイビッド・ホフマンの"The Oligarchs"ももう一度読まなきゃいけない気がしてきたし、クレブニコフも全部の情報は読みきれてないのが明らか。ポリトコフスカヤの"Dirty War"を読みたい気持ちもあるにはあるんだけど。

Wednesday, June 01, 2005

ホドルコフスキーの件。

ユコスの裁判の件は、ようやく火曜日に判決が出た。ホドルコフスキーは9年間、服役するという結果になった。
求刑されていた10年間より、1年分だけ短い。

ホドルコフスキー陣営は、控訴する方針だとのこと。
一方で、今回の裁判では対象にならなかった他の件に関して、当局は別途裁判を起こすつもりらしい。